2012年2月10日金曜日

CCIJF : 在仏日本商工会議所 - D&Aファーマ、アルコール依存症治療薬を開発

仏D&Aファーマ(製薬)は現在、アルコール依存症の治療薬の開発を進め ている。ナトリウム・オキシベートをベースにした「アルコバー(Alcover)」を開発中で、これから臨床試験第3相に着手する。欧州と米国で実施、費 用は3000万ユーロを要する。同社は売上高750万ユーロ(2011年)の赤字企業で、費用の捻出が大きな課題となる。同社は2006年の設立、胃腸薬 等の医薬品で270万ユーロ、プロバイオティクスで480万ユーロの年商を達成している。同社は各種依存症の治療薬の開発に注力したい考えで、資金調達を にらんで、プロバイオティクス事業は将来的には売却される可能性がある。同社はヘロイン依存症の経口治療薬の開発も進めており、2013年にロシアで、 2015年には欧州市場で発売したい考え。また、コカイン依存症の治療薬については、臨床試験第1相を開始。これについては、ナノ結晶技術を利用し、効果が現れるまでの時間を30分まで短縮することが課題となっている。

(「日刊メディアダイジェスト」2月3日号より転載)

 

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