2012年2月9日木曜日

アルコール依存症により内臓には全く正常でも脳には影響がでる場合はありますか? - Yahoo!知恵袋

jh3givさん

アルコール依存症により内蔵には全く問題がなくても、脳に影響が出る事はあります。

アルコール依存症となった時点で、すでに脳の中の代謝異常を起こしている、という見方もあります。quar5034gさん の言われる通りです。

アルコール依存症になっていない人にとってのアルコールは「嗜好品」ですが、いったんアルコール依存症となった人にとっては麻薬と同じです。

詳しくは下記を参照のこと。

・「テトラハイドロイソキノリン」について
はてなキーワード > アルコール依存症

ここの大事な部分は下記です

◆連続的な強度の飲酒が続くと・・・
<エチルアルコール> → <アセトアルデヒド(大量)> → 「高アセトアルデヒド血症」(二日酔い) →アセトアルデヒド分解のために脳内でドーパミン分泌 → 3・4・二硫化フェニール・アセトアルデヒド →分解→ <THIQ>(テトラヒドロイソキノリン=アルカロイドの一種)≒モルヒネ類似物質の生成

◆脳内でTHIQが生成された事を示す具体的な症状として、ブラック・アウト(酔って記憶をなくす)がある。診察の段階でブラックアウトの有無が、アルコール依存症かどうかの第1段階の判断基準となる。

◆アルコール依存症は、脳内でモルヒネ中毒と類似の病理現象を起こしているために、通常考えられているよりはるかに身体依存(禁断症状)が強く、バルビツール酸塩型の薬物依存に近い。

また、そういう意味ではなく、単に内蔵への影響が出ない(軽い)ものの、脳に影響が出る事があるか、という意味でも、影響がある場合もあります。
もっとも、全く影響が出ていないかと言うと、多少の影響は出ている事が多いでしょ� �が、そう重篤な身体疾患がないという意味を含めてですが。

アルコール依存症は大きく分けると「内蔵型」と「脳型」に分ける事ができます。
特に内蔵の強い人の場合、内蔵には大きな影響がないものの、コルサコフ症候群やアルコール性の認知症に陥る事すらあります。
これが「脳型」と言われるタイプです。

内蔵の強い人は、特に注意が必要です。肝臓など内臓が悲鳴を上げる前に、脳が壊れてしまうのです。

元アルコール依存症専門治療病棟 看護師より

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